みなさんは『c0ban』という仮想通貨をご存知でしょうか。
c0banは和製の仮想通貨で、動画広告サービスに利用。LastRoots社が運営する取引所でのみ売買できるアルトコインです。
筆者は11月にふと検索で見つけて以来、取引所と仮想通貨の動向をウォッチしていました。
9月26日に取引所として仮想通貨交換業者登録に係る申請書を提出していることから、bitFlyerやcoincheckと比べると規模は小さいものの、真面目に運営している取引所いうことが分かります。
そして、 仮想通貨c0banの時価総額は200億円を突破しており、同社の預かり資産も10億円を突破しているようです。
そんなLastRoots社が先日、12月8日に『SBIホールディングスから第三者割り当て増資による資金調達を完了』というリリースを発表しました。
参考:LastRootsは、SBI から第三者割り当てによる増資を受け入れ資金調達を完了
SBIグループは仮想通貨の取引所からマイニングまであらゆる事業に参入を表明しています。
そのSBIグループがLastRoots社に出資を行ったということは、同社のサービスに期待が持てるということでしょう。
そもそも多くの仮想通貨は実利用されておらず、イーサリアムでさえ開発段階にあります。
そんななか、c0banは動画広告として利用されており、その点は他のアルトコインより一歩先に進んでいると言えそうです。
c0banとは
ホワイトペーパーによると、c0ban(コバン)とは『エンターテインメントと広告サービスと結びついた世界初の暗号化通貨』です。
分かり易い動画がありますので、以下をご覧ください。
少額決済にも対応しており、送金は短時間で完了。
現在の価格は1RYO=700円付近で推移しています。
c0banの概要
- 単位:RYO
- 総発行枚数:8800万枚
- 送金手数料:0.0001RYO(今後変動となる)
- マイニング方式:POW
- ハッシュアルゴリズム:SHA256
- 1ブロック生成時間:32秒
- 総発行数 :88,000,000 RYO
- 発行済数 :23,000,000 RYO(12/15時点)
- ブロックサイズ:4MB
現在は同社の取引所で日本円のみ購入が可能となっています。
出所:c0bantrade.jp
取引所としてはまだまだのようですが、SBIグループより資金調達が行われたことにより、取引機能の向上が見込めそうです。
ビットコインでの売買も準備中のようですね。
社長の経歴と受賞歴
同社の代表である小林 慎和氏は華麗な経歴の持ち主です。
◇小林 慎和プロフィール
大阪大学大学院修了。大学時代は大規模ソフトウェアの効率化、ブロックチェーンに通じる分散コンピューティングの研究に従事し、2年飛び級し、工学博士号を取得。卒業後、野村総合研究所にて9年経営コンサルタントに従事。専門産業はモバイル、IT、エレクトロニクス。新規事業立ち上げ、買収、海外展開などを担う。その後グリーに転職し海外展開の責任者として従事。2012年シンガポールにて起業。アジアにて5社の創業を経験し、2016年にLastRootsを創業。
c0banはサービス開始時に、サポーターを集める目的でクラウドファンディングを実施しています。
2016年7月21日にスタートした資金調達は3日で目標金額の5000万円に到達。同年9月に1億700万円が集まり、国内での最高記録を塗り替えています。 最終的に2017年7月に6億3000万円を突破しています。
さらに、同社は2016年9月22日に日経新聞や金融庁が主催した「FinSum フィンテック・サミット」2016では、400組以上のエントリーから本選にノミネート。IBM BLUE HUB AWARDを受賞したこともあります。
一般的な認知度は低い同社のサービスですが、過去の実績をみると今後の展開に期待してしまいます。
クリスマスキャンペーン開催!総額100万円相当のc0banがもらえる!
最後にc0banのキャンペーンを掲載しておきます。
現在、同社の動画広告サービスである『こばんちゃんねる』で配信中の動画が約500本あります。
この動画のなかからランダムに選定された10本に、1日あたり各動画視聴者の先着40名にc0banを約500円相当付与されるというもの。
◇キャンペーン参加は以下の3ステップ
- 1. こばんちゃんねるのWEBサイトまたはアプリにログイン・または会員登録を行う
- 2. ログインした状態で、WEBサイトまたはアプリに配信されている動画を視聴
- 3. 動画の最後に現れるc0banアイコンをタップ!
- キャンペーン動画に当たった場合、500円相当のc0banが加算。
※アプリはandroidのみ。
キャンペーン詳細に関しては、同社のキャンペーンページよりご覧ください。
最後に
c0banの価格は過去66円から1180円まで上昇しましたが、相場ですので何があるか分かりませんし、筆者はc0banの購入を薦めてはいません。
ただ、モナコインのような和製コインが人気となっている今、プロジェクトが動いており実利用されている仮想通貨であるc0banに注目しておく価値はありそうです。