こんにちは。
菅原文太です。
本日1/6(火)のビットコインですが、とうとう60万台になってしまいました。
12月の200万円台が懐かしいですね。
あの頃の雰囲気が戻って来る日はあるのでしょうか。
ビットコイン一時60万円台まで下落
今後の予想、悪材料など
おわりに
1.ビットコイン一時60万円台まで下落
前日から下げ相場が続き、明け方一瞬盛り返したものの、昼から大きな下げが来て現在に至ります。
執筆時点のビットコインの価格は66万円で、前日比マイナス20%程度。
◇ビットコイン/円(BTC/JPY) 30分足チャート
先ほど66万円と書きましたが、この価格はちょうど去年秋ごろと同じぐらいです。
あの頃は中国規制に震えたり、Segwit2x騒動があったりそんな時期でしたね。
ビットコインが初めて100万円に到達したのは11/26(日)、200万円到達したのが12/8(金)ですから、年末からわずか2ヵ月でおよそマイナス70%減ということになります。
秋頃の価格帯に戻っているわけですから、あちこちから悲鳴が聞こえてきてもおかしくありません。
株式市場の暴落が仮想通貨市場に影響か
なかなか底打ちとならないのは、株式市場がリスクオフの流れとなっていることが下落に拍車をかけているように思います。
先週金曜から始まったNYダウの暴落を発端に、日本株の下落も止まりません。
5日のNYダウが過去最大の下げ幅を記録し、6日の日経平均は1071円の大幅安。
東証1部の98%の銘柄が下落、日本株全体のストップ安が138銘柄となる記録的な下落となりました。
株式市場が落ち着くまでは、底打ちとならないのかもしれませんね。
2.今後の予想、悪材料など
ビットコインはこのまま下がり続けてしまうのでしょうか。
直近で大きな悪材料が2つあります。
2-1.テザー問題
今、海外で最も話題になっているネタです。日本時間の2/6(火)24時、公聴会があります。
少し長くなりますが、簡単に書きます。
テザーとは、テザー社が発行しているUSD(米ドル)と同等の価値があるで、表記名は「USDT」です。
テザー社CEOは、大手取引所Bitfinex社のCEOを兼任しています。
用途としてはビットコインや、その他仮想通貨のペアとして使われており、例えば(BTC/USDT)などと表記されます。
投資家は、ビットコイン暴落時にBTCを売ってUSDTを買うことで暴落リスクを回避することができます。
ちなみに、USDTは海外取引所で取扱いがありますが、国内取引所では有りません。
これの何が問題なのか?ということですが、去年12月頃、この運用に対して米証券取引委員会(SEC)などの機関が、「テザー社は多額のUSDTを発行してるらしいですね。同量のUSD(米ドル)って本当に存在するの?自分とこの取引所で無限に刷って不当にビットコインの価格上げてない?あやしいから情報開示して」といいました。
これに対しテザー社は、「うちは監査法人つけてちゃんとやってますから問題ないです」と言っていました。
しかし、今年になってからその監査法人と(何らかの理由で)関係を打ち切った事で、米証券取引委員会(SEC)などの機関が、「ちゃんとやってるんじゃなかったの?やっぱりあやしい!ちょっと公聴会にきてちゃんと説明しなさい!」となったわけです。
今夜の公聴会で悪い結果だった場合は、USDTとBitfinex取引所の信頼が崩壊する格好となりますので、ビットコインの投げ売りが発生するかもしれません。
2-2.コインチェック問題
主に国内で話題のものです。
こちらは、金融庁改善命令期限が2/13(火)ですから、おそらく今週中または週明けまでには進展があると思われます。
コインチェックが取引再開した際に想定されるリスクとして、ほかの取引所に送金する投資家がいる一方、仮想通貨を手じまう投資家も一定数いると思われます。
リップル、イーサリアム、ビットコインキャッシュなどは人気銘柄ですから、投げ売りが相次いだ場合は価格に影響があるかもしれません。
(NEMで数百憶ですからね・・)
3.おわりに
今夜のテザー公聴会と、そろそろと思われるコインチェックの続報が気になって眠れません!
どっちも無風だったらいいなぁ・・・
それでは。
※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。