今年は金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」が公表した報告書に端を発した老後2000万円問題が話題となりました。報告書の内容は、夫の定年退職後に30年間夫婦二人で生活していくためには年金とは別に2000万円が必要だ、というものでした。

今後も日本人の平均寿命は伸びていくと考えられることから、90代まで生きることは当たり前となっていくでしょう。働き手が減って、高齢化がさらに進むため、年金も貰えることが当たり前ではなくなってしまうかもしれません。筆者はまだ大学2年生ですが、若いうちからこの問題について対策をとっておく必要があると考えています。

例えば、もし毎月5万円貯金できたとしても、2000万円貯めるためには約30年掛かってしまいます。大学卒業後に就職し、働くことに少し慣れてきた25歳から月々5万円の貯金を続けられたとしても、2000万円無事に貯まるのは60歳直前といった具合です。そもそも、奨学金の返済や、住宅の購入などを考えると月5万円は現実的ではないのかもしれません。

順調に貯金を続けられたとしても、この先どんなトラブルが待っているか分からないため、貯金だけをあてにするのも難しいと考えています。

今回は、大学生という立場から自分はどのように資産の運用をしていくかについて考えていきます。

自身で行う株式や為替、仮想通貨への投資

2000万円問題に備えるために、筆者が行なっている株や為替、そして仮想通貨への投資は大学卒業後も続けていこうと考えています。

現在は投資資金もそこまで大きくないので、FXと仮想通貨でレバレッジをかけた取引をメインに運用しています。

仮に100万円の証拠金で毎月3%の利益を出すことができれば、年間で約43万円の利益になります。仮にこの運用を10年間行ったとすれば、最終的な資産は約3500万円にもなります。アインシュタインが、複利は人類最大の発見、とまで言った理由も分かりますね。

これは、毎月3%は非現実的に思えますが、米ドル円を10万通貨取引し、ひと月に30銭取ることができれば良いのです。難しいのは、これを続けることとなりますが、以外にも月利3%が無茶な投資ではないことが分かります。

ただし、税金が掛かりますし、資金がお大きくなってきたときに同じように取引できるとは限りませんので、複利で倍々ゲームというのはリスクが大きいでしょう。

こんなにうまくはいけば誰もが億万長者ですが、複利を味方につけることの重要性を理解することは重要だと思います。

特に、値動きの激しいビットコインをレバレッジを掛けて取引すると、一気に資産を失ってしまう場合もあります。そのため、レバレッジの高い投資は、全資産のうちの数パーセント程度で運用するように気を付けています。

ただし、今の筆者は資産がそこまで大きくなく、アルバイトでも損失をカバーできる程度の金額なので、15%程度をレバレッジ系の商品で運用しながら、資産が大きくなるにつれて比率を落としていく投資戦略をとっています。

次に、レバレッジをかけない現物資産としての仮想通貨投資も行なっていく運用方法を考えています。主な投資先は、やはりビットコインではないでしょうか。

個人的に、アルトコインにはあまり詳しくないということもありますが、昨今のアルトコインのパフォーマンスを見ても、今後数十年に渡って継続的に投資をしていこうとは思えないため、今のところ長期投資をする予定はありません。

ビットコインの積み立て投資については、コインチェックが自動で積み立てられるサービスを開始しています。

ひろぴーさんの記事(検証!ビットコインを毎月買い続けると利益は出るのか?)でビットコインの積み立てに関するパフォーマンスが書かれていますが、なんと2018年1月の高値から開始したとしても、ドルコスト平均法では大きくプラスになるようです。

ご存知の通り、仮想通貨市場はまだ成熟しておらず、2018年から2019年の間だけで100万円以上の乱高下をしています。長期的に価格上昇していることから、投資妙味はあるのですが取引所や法律、税制面などで従来の金融商品にはないリスクがあります。

そのため、仮想通貨だけではなく、株式や為替へリスクの分散を行う投資をしていく予定です。

つみたてNISAやiDeCoのような国が非課税にしている資産運用制度への委託

2018年からスタートした、つみたてNISAなどの国が非課税にしている長期投資制度も将来的に利用してみようと検討中です。安定した資産運用を行ってくれるファンドへ定期的に資産を積み増していき、時間を味方につけて複利運用していこうと考えています。

つみたてNISAでは平均年利回りが3%程度(MSCI ACWI IndexやS&P500)はあるようなのでコツコツと投資することで、20年後には大きな資産になってくれそうです。自分でリスクを取りながら運用する資産と、リスクの低いプロフェッショナルに任せた資産の運用のバランスを取っていくことが大事ではないかと考えています。

また、相場が不安定な際には運用資産の割合を小さくし、安定期には運用資産が大きくなるようなある程度のメリハリも重要だと考えています。

やはり、全ての資産を投資に回してしまうことはリスクが高いと思いますので、常にある程度のキャッシュポジションを保有していく予定です。

まとめ

老後2000万円問題については、本業である仕事での給与所得と資産運用での利益のバランスをとりながら資産運用勉強を続けていれば、そこまで難しくないものだと考えています。

逆にこのバランスがとれていないと、仕事が疎かになってしまい昇給できず、基本給が少ないため投資での利益に頼りリスクを取るようになる、ということになってしまうかもしれません。金融市場は定期的にウォッチしておかないと、その変化に気がつけなかったり、大きなチャンスを逃してしまうこともあるので、毎日少しづつでも見ておく必要がるのではないでしょうか。

また、個人で運用せずにファンドへ委託する場合にも、投資内容についての知識は必須だと思っているので、勉強しておくべきでしょう。

老後2000万円問題は、若者からお年寄りまで日本人がお金について考える良いきっかけだと思っています。筆者は投資を始めてまだ2年程度ですが、日々新しい発見があり、早く始めて良かったと感じています。

まだ投資を行っていない人はこれをチャンスと捉えて、人生と共にあるお金についてじっくりと考えてみてはいかがでしょうか。