仮想通貨の空売りとは?方法や取引所のサービスを紹介

筆者: みんなの仮想通貨編集部

1. 空売りとは?

空売りとは、保有していない金融商品を売ってから買い戻すという取引方法です。仮想通貨で言えば、ビットコインを売ってから買い戻すことになります。

なぜ「空売り」というのでしょうか。

買い注文を行うと、現物が自分の手元に入ります。一方で、売り注文は将来的に買い戻すものを売ることになるので、自分の手元に現物が入ってくることはありません。そのため、「空売り」と言われます。

投資の分野では、「安く買って高く売る」ことが基本です。これは買い注文の話であって、売り注文の場合は「高く売って安く買い戻す」ということになります。

相場用語で言えば、相場上昇で有利になる局面を「ロング」、相場が下落で有利になる局面を「ショート」と言います。

なぜ「ロング」や「ショート」という用語になっているかというと、取引の際に価格の上昇は時間がかかるので「ロング」、価格の下落は短期間であることから「ショート」というわけです。

取引所の説明にもショートというワードは利用されるので覚えておきましょう。

2. 空売りができる取引

空売りはレバレッジ取引でしか行うことができませんが、株式投資でも信用取引として存在します。

ただし、株式投資は現物決済レバレッジ取引は差金決済となるので、仕組みに違いがあります。

まずは、現物決済の株式投資の仕組みから解説します。株の空売りでは、

  1. 1.株式を借りる
  2. 2.株式を売る
  3. 3.株式を買い戻す
  4. 4.株式を返す

の4段階があります。

例えば、証券会社からA株を借りたとします。(この際には貸株料が発生します)その後ですが、借りたA株を証券会社に売ります。この時点でA株の売却額が1000円だったとしましょう。

次にA株を買い戻します。利益を出すためには、購入額が1000円より下がっていなければいけません。仮にA株が800円の段階で買い戻した場合、差額の200円が利益となります。

最後に買い戻した株を借りていた証券会社に返却して取引は完了です。このように株式取引の場合は、実際の株を借りて空売りを実施する必要があります。
※決済時に「現物を受け渡す」ので“現物決済”と呼びます

一方で、レバレッジ取引は差金決済が原則です。そのため、株式のように現物を借りてくることはありません。

その代わりに、売り注文を実施する際に証拠金を支払うことで、その時点での為替通貨と決済し終えた時の差額がもらえる権利を手にできます

分かりやすく言えば、仮想通貨Bを空売りしようとした場合、証拠金を利用して通貨を購入した時の金額が100円だったとします。

仮想通貨Bを買い戻す必要があり、その時の金額が80円だった場合、その差額である20円を利益として確保できるというわけです。
※決済時に現物資産を受け渡すのではなく、「売却金額と買付金額の差額を受け取る」ことで決済を行うため“差金決済”と呼びます

また、レバレッジ取引の倍率によって利益の幅も異なります。レバレッジの倍率が高ければ、大きな利益を出しやすいのですが、その逆に大きな損失にもつながる可能性があります。

レバレッジ取引は必要となる証拠金やロスカットのタイミングなども取引所によって異なるので、事前に利用する取引所ではどうなっているか細かく調べておきましょう。

3. 空売りのメリット

空売りのメリットとしては、以下の通りです。

  • ・下落相場でも利益を出せる
  • ・リスクヘッジにも利用できる
  • ・短期的に利益が出せる可能性が高い

下落相場でも利益を出せる

空売りの最大のメリットは下落相場でも利益を出せるということです。投資の基本は、相場が上昇することを前提に投資を行いますが、空売りを知っていれば相場が下落する時にも取引機会があることから、取引の幅が広がります。

リスクヘッジ

空売りは、リスクヘッジとして利用できます。

例えば、長期的な視点で仮想通貨を保有しているとします。短期的な下落が予想された場合、空売りを行うことにより、下落した場合の含み益の減少をヘッジすることができます。

短期的に利益が出せる可能性が高い

空売りを行うことを「ショート」と呼ぶと説明したように、下落相場は短期間で決着が付くことがしばしばあります。そのためタイミングさえ見極めることができれば、短期間で利益を出すことが可能です。

4. 空売りの注意点

空売りの注意点は、利益には上限があっても、損失はいくらでも膨らむ可能性があるということです。

相場が下落すると考えて空売りをしたにも関わらず、結果的に上昇してしまうことがあります。こうなると、損失を抱えることになりますが、値段には上限がないためいくらでも上昇していきます。

そのため、損失が膨らみすぎて取り返しのつかないこともあります。特にレバレッジ取引の場合は、手持ち資金よりも大きな取引を行い、大きな損失を被ることもあります。

一方で、相場が下落するのは0円までです。そのため、利益の上限は最初から決まっているのです。

こうしたことから、損失が膨らまないように、損切りの価格を事前に決めておくようにしましょう。

5. 空売りができる仮想通貨取引所とそのサービス

空売りができる国内の主要仮想通貨取引所は、以下の6つです。

  • ・DMM Bitcoin(レバレッジ取引)
  • ・TAOTAO(レバレッジ取引)
  • ・GMOコイン(レバレッジ取引、仮想通貨FX)
  • ・bitFlyer(ビットコインFX)
  • ・Liquid by QUOINE(レバレッジ取引)
  • ・Decurret(レバレッジ取引)

これら6つの取引所の特徴をまとめると、以下の通りです。

 

GMOコイン

DMM Bitcoin

bitFlyer

Liquid by QUOINE

Decurret

TAOTAO

売買手数料

無料

無料

無料

無料

無料

無料

レバレッジ手数料

0.04~0.05%/日

0.04%/日

0.04%/日

0.025%/日

0.04%/日

0.04%/日

※1 BTCスプレッド

280円

700円

板取引

板取引

400円

580円

証拠金の方式

※2 MAX方式

積み上げ方式

積み上げ方式

積み上げ方式

MAX方式

MAX方式

 

 

 

 

 

 

 

 

※1 確認できる限りの最小スプレッド
※2 レバレッジ取引は積み上げ方式
 

この表を見ると、日時処理の際に掛かるレバレッジ手数料はほぼ同じとなっております。そうなると、取引コストで考えた場合は、板取引で流動性の高い取引所が有利となります。

LiquidかbitFlyerとなりますが、売買代金はbitFlyerが月間2兆円ほどで、Liquidの3倍ほどあります。

そのため、空売りを行うのであれば、bitFlyerが有利となります。

ただし、アルトコインの空売りは行えないため、その場合はアルトコインのスプレッドが狭いGMOコインが良いでしょう。

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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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