ビットコインをはじめとして、暗号通貨に関心のある方でしたら「マイニング」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。しかし、どんな意味なのかご存じでしょうか?本記事では、マイニングの概要や仕組み、実際にマイニングをする方法をじっくりと解説いたします!

1.マイニングとは

仮想通貨は毎日取引されており、ブロックチェーンという取引を記録する技術によって成り立っています。ブロックチェーンでは、取引データのことを「トランザクション」、そしてトランザクションをまとめたグループを「ブロック」と呼びます。

このブロックには情報が詰まっており、いつ誰がどのくらいの仮想通貨を取引したのかが記録されています。

例えば、「AさんがBさんに2020年1月1日に10BTC送金した」などの情報が記録されたとします。この記録ですが、AさんとBさん以外の第三者が確認しなければ取引の正当性が担保されないため、外部からチェックしてこの取引を承認する必要があります。

この承認作業がマイニングと呼ばれています。

後述しますが、マイニングを行うことで仮想通貨などの報酬を得ることができるため、積極的にマイニングを行う方もいらっしゃいます。このような方をマイナー(Miner)と呼び、マイナーはマイニングを成功させると報酬をもらうことができます。

2.マイニングの仕組み

ブロックチェーンに記録されているトランザクションは全てハッシュ関数というもので暗号化されています。

このハッシュ関数は暗号化に用いられる演算手法で、ハッシュ化したものを紐解くのはとても困難です。

例えば、「AさんがBさんに2020年1月1日に10BTC送金した」という情報をハッシュ化すると、ランダムの英数字が出力されます。

この英数字のことを「ハッシュ値」と呼び、ハッシュ値は元の情報に戻すことができないため、後から取引情報を改ざんすることは不可能となります。

新しいブロックを作る(取引を承認する)ためには

  • ・1つ前のブロックのハッシュ値
  • ・これから作るブロックに含まれる取引データ

が必要で計算を繰り返していき、正しい数値を出すことができればマイニングが完了します。

一番最初に計算を終えた人に報酬として仮想通貨が与えられます。

マイニングはパソコンで行いますが、その瀬能やパワーによって計算をするスピードも違うため、より高性能なマシンを持っているマイナーが有利です。

また、マイニングの方法にもいくつか種類があるため、ここからは様々な方法についてそれぞれ解説します。

3.様々なマイニング方法

マイニングの方法には「クラウドマインング」「プールマイニング」「ソロマイニング」の三種類があります。

クラウドマイニング

クラウドマイニングとは、マイニングを専門に活動している団体に出資を行い、代行してもらう方法です。

そのため、機材を自前で用意する必要がなく電気代もかかりません。支出を抑えながらマイニングに関わることができるため、利益は出しやすいと言えます。

一方で、クラウドマイニングは出資をして業者にマイニングを行ってもらう形ですが、その出資した企業が資金を持ち逃げする可能性もあります。

ですので、クラウドマイニングに参入する際には、お金を預けられるだけの信用性があるかどうかをあらかじめ調査する必要があります。

プールマイニング

プールマイニングとは、マイニングのためのグループを結成して計算力を合わせて行うやり方です。プールマイニングを実施している団体のことを「マイニングプール」と呼びます。

プールマイニングではみんなで計算力を高めてマイニングに挑み、マイニング報酬が手に入った場合は計算力の割合に応じて分配されます。

そのため、安定的な収益が見込めます。

一方で自身も実際にマイニングを行うため機材を揃える必要があり、知識もいりますので、費用がかさむ一方で経験を積める点が魅力と言えます。

ソロマイニング

ソロマイニングは、他の人と協力せずに自分だけでマイニングする方法です。ソロマイニングは1人でマイニングを実施するため、収益を独り占めすることができます。

また、クラウドマイニングやプールマイニングでは手数料がかかってしまいますが、ソロマイニングではそれがないのが最大のメリットです。

しかし、1人でマイニングを行うためクラウドマイニングやプールマイニングよりも能力不足であることは否めません。
マシン代、電気代はもちろんのこと、勉強やメンテナンスなどに関わるコストも大きくかかってきます。

そのため、ソロマイニングで利益を出すのは難しいといってよいでしょう。

4.有名な大手マイナー

ここからは有名なマイナーについて解説します。

ジェネシスマイニング

ジェネシスマイニングは世界的にも有名なクラウドマイニングの一つです。日本語対応しており、初心者でも始めやすいでしょう。

ビットコイン以外にもイーサリアムやモネロ、ジーキャッシュなどのアルトコインのクラウドマイニングに対応しています。

プランも豊富でクラウドマイニングの中でもっとも使いやすいと言えます。

ハッシュフレア

ハッシュフレアは有名なクラウドマイニングサービスで、日本語対応していることから日本人でもマイニングに参入できます。

ビットコインやイーサリアム、ジーキャッシュなどのクラウドマイニングに参入が可能で、1年契約となっています。

また、マイニングプールの割り当ての選択も可能となっているため、収益性の高いマイニングを自分で選ぶことができます

Antpool

Antpoolはマイニングの分野で世界1のシェアを有していると言われているBitmain社が運営するマイニングプールです。

仮想通貨業界でも有名なジハン・ウー氏がCEOを務めており、ビットコインマイニング用のASICチップの開発や販売も同時並行で進めています。

Antpoolは世界のマイニングの中でも16%のシェア率を誇っており、同じ形でクラウドマイニングサービス「ハッシュネスト」も運営しています。