ビットコインETFとは、ウィンクルボス兄弟が上場申請をしている「Winklevoss Bitcoin Trust」というビットコインのETFのことです。

元々フェイスブックのアイディアの発起人であった2人は2013年に「Gemini Trust Company」という会社を設立し、ビットコインへ投資を開始。日本円にして数億円規模の利益をもたらしているといわれています。

ビットコインを有価証券化して証券取引所に上場すれば、米証券取引委員会の承認を受けたということですから、人々の信頼度も上がります。

多くの人が株式口座で購入できる金融商品となりますので、ビットコインの取引ボリュームが増加し、結果的に価格が上昇するという可能性が高くなります。

ただ、このETFは上記の通りまだ上場しておらず、2017年3月に米SECは上場申請を否認しました。


元々、ナスダックへの上場を目指していたものの、。申請を保留され続けていたためにBATS Global Exchangeへの上場を目指したものの、悲願は達成ならずというところです。

 

米国SECの拒否理由

ビットコインETFが承認されなかった理由としては、ビットコインの不透明さが理由にあるようです。

主な点は以下。

・市場操作や風説の流布を防止する環境が整っていない。
・投資家や利害関係者を保護する仕組みがないこと。

(参考:米SEC、ウィンクルボスのビットコインETFを否認

 

マネーロンダリング等の資金移動の際に政府が監視できない状況で、「詐欺的な行為が発生する」との懸念があるようです。
日本では調査可能なものの、このあたりがビットコインが先に普及した米国では整ってないのが不思議に思えます。

同時期には、中国政府によるビットコイン取引所への規制はハードフォーク問題もあったために、前向きには慣れなかったのではないでしょうか。

詳しく記載すると、以下の5つとなるようです。

価格の評価

根底にある仮想通貨市場の一般的な規制の欠如とボラティリティ、不安定さ、そして誕生したばかりという性質。仮想通貨先物市場の現在の取引量を考えた時、資金は仮想通貨や仮想通貨関連商品を適切に評価するのに十分な情報を備えるか疑問。

流動性

仮想通貨や仮想通貨関連商品に投資する資金は、日々の償還を満たすのに十分な流動資産を確保するためにどのような手段を取るのか。

カストディ

現物受け渡しの仮想通貨関連デリバティブを計画する場合、資金はどのような状況下で直接的に仮想通貨を保有するのか。

アービトラージ

資金を提供するマーケットメーカーおよび適格参加者に、ETFが実質的に投資している仮想通貨および仮想通貨関連商品のアービトラージ(裁定取引)が発生するであろうことを理解しているか。

潜在的な価格操作およびその他のリスク

個人投資家に代わって仮想通貨関連のファンドに投資する際、投資顧問会社が信託義務を果たす上で直面する課題は無いのか。

市場の反応

ビットコイン価格は、ETFの承認期待でゆっくりと上昇していました。

しかし、否認が承認されると大きく下落することになりました。

 

ただ、投資家の中には元々承認される可能性が低いとみていた割合の方が多かったようで、価格は2日後には元に戻ることとなりました。

今後、ビットコインがさらに普及し、人々の理解が広まることで承認されるかもしれませんね。