長年の低迷を経てイーサリアム(ETH)の価格が過去7日間で25%高騰し、3700ドルを突破しました。
この急騰を受けトレーダーやコミュニティの間で楽観的な見方が急速に広がっており、CoinGeckoによるとコミュニティの88%が強気な見通しを示すなど、2021年のピーク以来続いていた慎重なムードから市場心理は劇的に改善しています。
イーサリアム、第3四半期に「買い」のシグナルか|機関マネー流入加速
この楽観論は複数の要因に支えられています。テクニカル分析では長期的な抵抗線を突破し、ファンダメンタルズ面では最近のPectraのようなネットワークアップグレードが評価されています。さらにマクロ経済の観点からは現物ETFへの記録的な資金流入が機関投資家の新たな関心を引きつけています。
著名な暗号資産トレーダーであるキャス・アベ氏は、イーサリアムの市場占有率が上昇モードに入ったと指摘。「3年以上、価格は抑制されてきたが今ようやく追いつき始めた」と述べ、第3四半期末までに占有率が20%を超えると予測しています。
元BitMEX CEOのアーサー・ヘイズ氏も強気な姿勢を示しており、以前「最も嫌われていたコインが次のサイクルで最も速く上昇する」と語り、イーサリアムの反転を示唆していました。
一部のトレーダーは今回のサイクルでイーサリアムの価格が1万ドルから1万5000ドルに達する可能性があると見ています。この期待の背景には2021年11月の史上最高値以降、長期にわたりビットコインやソラナなどの競合に劣後してきた厳しい時期がありました。
リスクは依然として残りますが市場心理の決定的な好転がイーサリアムの追い風となっています。
情報ソース:Tradingview(Arthur Hayes)
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