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8月1日のハードフォークに向けて

筆者: 児山 将

7月23日に生じる恐れのあったソフトフォークを無事通過し、ビットコイン価格は30万円台で安定しています。

次のイベントは、急遽8月1日に訪れることになったハードフォーク。

ビットコインが、従来の「ビットコイン(BTC)」と「ビットコインキャッシュ(BCC)」に分裂することになっています。

さて、この時に何が起こるのか。

調査しきれてない部分や、詳しい知人でも分からない部分が多いようですが、現時点でどのようなことが考えられるのか書き留めておきます。

ビットコインが分裂するとどうなるのか

まず、8月1日の何時にビットコインが分裂するかということですが、ビットコインは基本的にグリニッジ標準時(UTC)で行われていますので、日本時間の午前9時以降に分岐すると考えられます。

詳しくは、日本時間2017年8月1日 21時20分あたりとされていますが、最近の状況を見ていると、この時間も早まる可能性がありそうです。
分岐の際に新たに形成されるブロックチェーンでは、ビットコインと同数のビットコインキャッシュが新たに発生することになるようです。

ビットコインの価値が10だったとしたら、ビットコイン10、BCC10が発生する。

つまり、10ビットコインを保有していた場合に、10ビットコインキャッシュが付与されることになるのです。

なんで2つに分かれるんだ?ということを説明すると、初心者コラムではゴタゴタしてしまうので、「マイナーさんの政治的な理由」と一言言っておきます。

ビットコインを便利にしたいと誰もが思っているものの、ビットコインの新規開発においてはマイニングで利益を上げる人たちにとっては不利になることもあり、そういった事情が関係しているのです。

ビットコインの価格

さて、ビットコインの価格がどうなるのか。

投資家にとって、こちらが非常に重要となります。

現時点の価格で、ビットコインとビットコインキャッシュの2つになった場合に、単純にビットコインキャッシュの分の資産が増えることになります。

つまり、何もしなくても利益が出てしまうということになります。。

果たして、そんなことが起こりえるのでしょうか。

2016年の7月20日に、イーサリアムは「イーサリアム(ETH)」と「イーサリアムクラシック(ETC)」に分裂しました。

その時の価格変動を見てみましょう。

(出所:お金で悩みたくないのでゼロから学ぶブログ

・・・、イーサリアムの価格変化はないですね。

ということは、ビットコインの価格が30万円だとすると、ビットコイン20万円、ビットコインキャッシュ10万円という風にはならないということですね。

ちなみに、現在ビットコインキャッシュの先物価格が取引されていますが、日本円にして約6万円程度で推移しています。

ビットコインキャッシュ(先物)価格の推移

(出所:CryptoCurrency Market Capitalizations)

24時間で約1,200万円ほどの出来高ですので、価格操作されている恐れもありますが、筆者の認識が間違っていなければ、このままいけばビットコインを保有していれば勝手に6万円がもらえる!ということになるります。

過去のイーサリアムの例があるので、時価総額がはるかに違うビットコインも同じようになるとするのは先走りすぎだと思うますが、可能性は意外と高いのではないでしょうか。

取引所の対応

さて、問題はビットコインから分裂したビットコインキャッシュはどうなるかということです。

取引所で取り扱っていなければ、ブロックチェーン上には記録されていても、いったいどういう風に表示されるのか、売買・送金すれば良いのか不明ですよね。

7月24日時点の各取引所の対応を見てみましょう。

bitFlyer

8 月 3 日以降(予定)

 「代表的なチェーン」以外の各チェーンのコインの取引、預入・送付を開始。

ただし、ビットコインキャッシュに関するコメントは無し。

取扱い:△

coincheck

取り扱いについては状況を判断後、対応を検討。

取扱い:無し

BITPoint

『当社では、新たに発生したビットコインキャッシュについては、従来から取り扱いをしておりますビットコインやイーサリアムと同様、売買取引も含め取扱いをいたします』と、明言されています。

取扱い:〇

bitbank

もしビットコインのブロックチェーンが分岐し恒久的に価値が認められると市場に判断された場合「bitbank.cc」における上場及び取引の開始も検討。

取扱い:△

BTCBOX

ハードフォークにより発生したコインは当取引所内で取引を行う予定。

取扱い:〇

Zaif

分岐後のコインは原則として全て売買が可能。

取扱い:〇

QUOINE

取扱いに関しての記載なし

取扱い:無し

 

現状では、BITPointとBTCBOXは確実に取扱いを行うようです。

8/1まで残り1週間。

本当にただただ新しいコインが付与されるというラッキーなことが起こるのか、それとも、大混乱になり乱高下するのか、正直現時点では分かりません。

詳しい話が分かり次第、速報記事を書いていきたいと思いますので、参考になりましたら幸いです。

 

※ハードフォークに関する見解は、執筆者独自の見解であり、当サイトの見解を示すものではありません。ご承知のほどよろしくお願い致します。

児山 将

児山 将

みんかぶ暗号資産(みんなの仮想通貨)プロデューサー 大学4年時にFXを始め、卒業後は飲食店の店長として勤務するも、相場に関りたくみんかぶに転職。記事執筆とサイトディレクションを担当。2015年より暗号資産(仮想通貨)に将来性を感じ、当時1円だったXRPに注目。暗号資産(仮想通貨)以外にも株式、FX、商品CFDなど多岐に渡る金融商品のコンテンツを作成。個人投資家との交流に注力しています

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