リップル(Ripple)とは、非ブロックチェーン型の中央集権型の仮想通貨のことです。
また、Ripple Labs, INCという会社名と電子送金プロトコルのことも指します。
Ripple Labs, INC.
リップルは2004年に、カナダのウェブ開発者である Ryan Fuggerによって考案されました。
その後、プロジェクトの指揮権はRipple Labs, INC.(https://www.ripplelabs.com/)に移行しました。本拠地は、アメリカのカリフォルニア州にある米国企業です。
2013年5月にグーグルが出資したことで、投資家の間では日本でも2014年末あたりから知られていました。
現時点で、リップルを発行量の約6割(616億XRP)と、世界一保有する法人となります。
プロトコル(通信手順・規約)
リップルは、決済や送金の為の電子送金プロトコルとしての側面も持ちます。
ブロックチェーンを使用しない為、ビットコインと違い即時(数秒程度)送金が可能です。
中央銀行にあたるRipple Labsが、法定通貨との交換を保障しています。
仮想通貨としてのリップル(XRP)
最後に、仮想通貨としてのリップル(XPR)です。XRPはゲートウェイと呼ばれる業者や取引所を通して、ドルや円などの法定通貨やビットコインなどの仮想通貨と交換することができます。
リップルの保管方法
リップルの管理には、ビットコインのようにウォレットで保管します。
これらにアクセスを行うには、リップルアドレス(公開鍵)とシークレットキー(秘密鍵)が必要となります。
時価総額
イーサリアムが登場するまで、長らく時価総額がビットコインに次ぐ2位となっていました。
それでも、わずか400憶円程度でしたが、仮想通貨が世に認められると2017年3月末から急騰し、1兆5千億円ほどの価値まで増加しました。(2017年5月24日:1XRP=40円換算)