米ビットコインETF、過去最大約875億円の資金流出

米国におけるビットコインETFから大規模な資金流出が発生していることが明らかになった。投資調査会社Farside Investorsによると、2024年5月1日に11社が提供するビットコインETFから合計5.63億ドル（約875億円）の資金が流出。これは過去最高の記録となっている。

Bitcoin ETF Flow (US$ million) – 2024-05-01

TOTAL NET FLOW: -563.7
(Provisional data)

IBIT: -36.9
FBTC: -191.1
BITB: -29
ARKB: -98.1
BTCO: -5.4
EZBC: -13.4
BRRR: -9.7
HODL: -6.5
BTCW: -6.2
GBTC: -167.4
DEFI: 0

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— Farside Investors (@FarsideUK) May 2, 2024

この流出の中で最も大きな影響を受けたのはフィデリティで、同社のビットコインETFからは1.91億ドルが流出。他にもグレースケールからは1.67億ドル、アークからは9810万ドル、そしてブラックロックからは3690万ドルの資金が流出している。

この資金流出は、市場の不安定性や規制の不確実性に対する懸念が高まっている中で起こっており、投資家たちはより安全な資産へと資金を移動させていることが窺える。実際、4月にもビットコインETFからは3.43億ドルの資金が流出しており、この傾向が続いていることが分かる。

ビットコインは5月1日に60,000ドルを割り、一時56,500ドル代まで下落している。

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記事ソース：Farside Investors

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