コインベースは、自社のビットコイン派生トークンであるcbBTCソラナブロックチェーンに導入する計画を発表しました。これは、シンガポールで開催されたSolana Breakpoint 2024イベントで、コインベースシンガポール責任者のHassan Ahmed氏が明らかにしたものです。

Ahmed氏は、具体的な導入時期については言及しませんでしたが、「我々は最近BaseでcbBTCをローンチしましたが、我々のユーザーはソラナを愛している。私たちもそうだ」と述べました。

コインベースは先週、8月に予告していたラップドビットコインの独自バージョンcbBTCをローンチしました。ローンチ当初は、イーサリアムとBaseネットワークで展開されましたが、cbBTCのサポートを他のブロックチェーンネットワークにも拡大する予定であることに言及をしていました。

cbBTCは、コインベースが保有するビットコインによって1:1で裏付けられたERC-20トークンで、イーサリアムやBaseエコシステムのDeFiプロトコルにビットコイン流動性を提供したいユーザーや、他の資産の担保として利用したいユーザーを対象としています。

WBTCのシェアを崩せるか

現在、ラップドビットコインの最大手はBitGoが提供するWBTCですが、ジャスティン・サン氏との提携をきっかけとして、リスクに対する懸念が高まっており、これに伴ってSky(旧MakerDAO)はWBTCの担保利用を廃止しました。

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Tron創設者のジャスティン・サン氏は、cbBTCは準備金証明や監査がなく、コインベースが一方的にユーザーの資産を凍結できることなどcbBTCに対する懸念を指摘しています。しかしながら、ユーザーにとって、cbBTCは新たな有力な選択肢として考えられており、今後のラップドビットコインのシェア争いに注目が集まります。

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