仮想通貨業界には多くのトレンドが発生していますが、現在大きな伸びを見せているのが「AIエージェント」です。
AIエージェントとは、人工知能技術を基に設計されたシステムやプログラムで、特定のタスクを実行したり、問題を解決したりする能力を持つものです。推論、学習、行動といった機能を備えており、Botとは異なり自動で学習する機能がついていることが特徴となっています。
AIエージェント分野への投資も加速しています。AIエージェントを活用する際の問題として、決済システムの不在が課題として挙げられていました。そうした中、クリプトAIスタートアップ「Skyfire」は、AIエージェントがデータストレージやクリエイティブアセットから航空運賃や食料品まで、あらゆる商品を購入できるようにするオープンソースの決済システムを開発しています。
Skyfireは暗号資産業界から大きな注目がされており、今年8月にはCircle VenturesやRippleといった主要投資家から850万ドルの資金調達を行いました。また、10月にはCoinbase Venturesとa16z Crypto Startup Accelerator (CSX)から100万ドルの追加投資を獲得しています。
仮想通貨業界ではコインベースがAIエージェントを積極的に導入中
Slyfireの2回目の資金調達参加VCにCoinbaseがいますが、Coinbaseは以前からAIエージェントの活用による取引開発に積極的に行ってきています。
コインベースの機械学習責任者のRajarshi Gupta氏は8月末、コインベースは、独自の機械学習モデルを開発し、仮想通貨の価格変動によるシステム負荷の急増を予測することで、ダウンタイムの防止に成功していることに言及しながら、「AIがコインベースのすべての従業員とすべての顧客の支援者になるべき」というビジョンを示し、従業員向けAIアシスタントの導入に続き、顧客が日常的にAIを活用できるようなサービスの提供を目指していくとコメントしていました。
また、8月30日、AI同士による初の仮想通貨取引を記録したこが、コインベースCEO ブライアン・アームストロング氏によって報告されました。
アームストロング氏によると、ある大規模言語モデル(LLM)が仮想通貨トークンを使って別のAIボットからAIトークンを購入したとのことです。同氏は現在のAIエージェントにはタスク完了まで時間がかかってしまい、その非効率性を認めるものの、将来的にはAIエージェントの取引実行の実現はゲームチェンジャーとなり、すべての人に利益をもたらすことができるとしています。
「AIエージェント ×ミームコイン」という新たなトレンドも
ここまで紹介してきたAIエージェントは、主に取引促進に焦点を当てた技術的なものでしたが、一般ユーザーにもAIエージェントが注目され始めている理由として、AIエージェントを題材としたミームコインが活況となっていることが挙げられます。
先日、大きな価格高騰を記録したミームコイン$GOATは、AIエージェント「Terminal of Truth」(ToT)が生成したミームの擬似宗教に触発されたミームコインとなっています。ToTが$GOATを支持する方針を打ち出したことで、トークン価格が高騰しました。
ミームコインといえばソラナチェーンがこれまでの主戦場となっていましたが、AIエージェントという観点からは、コインベースが開発するレイヤー2「Base」が注目されています。Virtuals Protocolと呼ばれるBase上でAIエージェントが作れるプロダクトが稼働し始めたこともあり、AIエージェントにちなんだミームコインが活況を博しています。
直近では、「aixbt」と呼ばれるAIエージェントに注目が集まっています。aixbtは各種インフルエンサーのデータを集計し、投資助言を行うエージェントであり、aixbtは独自トークン$AIXBT を発行しています。
$AIXBTは4日間で約5倍の価格上昇を見せており、Baseチェーン上における「AIエージェント ×ミームコイン」のトレンドの強さを示す一例と言えるでしょう。
Baseは現在、トランザクション数が日次1000万を超えるなど大きな盛り上がりを見せているレイヤー2です。AIエージェントの技術的な進化だけでなく、ミームコインへの波及についても注目が集まっています。
仮想通貨取引所Bitget(ビットゲット)では現在、80種類以上のミームコインの現物取引に対応しています。
さらに、ドージコイン ($DOGE) や柴犬コイン ($SHIB) など7種類のミームコインでは最大75倍のレバレッジ取引(先物取引)も行えます。
現在、Bitgetでは口座開設とタスク完了で50 USDTの獲得が可能なキャンペーンが期間限定で実施中なので、これを機にぜひ口座開設してトレードをしてみましょう。
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