ビットワイズの最新レポートによると、2024年の選挙後、調査対象のファイナンシャルアドバイザーの56%が仮想通貨への投資意欲が高まったと回答しました。投資家の仮想通貨への関心の高まりを受け、2023年から仮想通貨への配分も倍増したといいます。

ビットワイズのMatt Hogan氏によると、過去6年間、アドバイザーが仮想通貨への投資を阻む要因として規制リスクと不確実性を挙げていたのに対し、2024年の米選挙はこの壁を取り壊したとのことです。その結果、ファイナンシャルアドバイザー、ファミリーオフィス、機関投資家がさらに仮想通貨市場に流入すると同氏は予想しています。

アドバイザーの22%が2024年に顧客口座で仮想通貨ETFを活用して投資しており、これは2023年の11%から倍増する結果に。これは主にETFによるもので、アドバイザーにとって迅速かつ簡単に顧客の資産配分に仮想通貨を追加できる手段となっているとHogan氏は語り、この数字は2025年には50%以上になると予測しています。

ビットコインETFのモデルポートフォリオへの追加についても注目が集まっています。Hogan氏は既に一部の顧客が全ての顧客口座にETFを配分し始めていることを指摘し、大手モデルプロバイダーがこの資産クラスに慣れるにつれて、2025年にはこの動きが加速すると予想。ブラックロックは既に顧客に対し仮想通貨への配分を1〜2%にするよう推奨している事例を挙げました。

Hogan氏は、ETFの最初の年の資金流入は通常、その後の年に比べて少ない傾向があると指摘し、ビットコインETFは未だメリルリンチ、ウェルズ・ファーゴ、UBSなどで承認されていないため、2024年の350〜360億ドルという資金流入額は2025年には容易に超え、500億ドル以上に達すると予想しています。

マクロ経済リスクについてはHogan氏は、短期的な変動は予測できないものの機関投資家の採用増加、ワシントンの姿勢の変化、ビットコイン戦略準備金の可能性といった仮想通貨固有のファンダメンタルズは非常に強く、マクロ経済の逆風を上回ると考えています。Hogan氏は2025年末のビットコイン価格は20万ドルを超えると予測しています。

記事ソース:BitwiseYoutube

The post 2025年にビットコイン価格20万ドルへ:専門家が語る市場予測 appeared first on CRYPTO TIMES