トランプ家後援DeFiプロジェクトWorld Liberty Financial(WLFI)は、大規模なポートフォリオを保有しているものの、現在は大きな損失に直面していると報じられています。
WLFIは損失を抱える中、過去2日間で新たなトークン購入を実施しました。200万USDTを投じてAvalanche(AVAX)を103,911枚購入し、さらに200万USDTでMantle(MNT)を245万枚購入しています。
今回の購入は、ポートフォリオの平均取得価格を引き下げ、全体の損失を軽減する狙いがあるとみられています。今回の追加購入により、WLFIの暗号資産ポートフォリオ総額は約3億4,000万ドル相当となり、現在11種類の銘柄に分散されています。しかしながら、全体の含み損は約1億1,500万ドルにのぼり、これはポートフォリオ全体の3分の1にあたる規模とされています。特にイーサリアム(ETH)の保有分だけで約8,800万ドルの含み損が発生していることが明らかにされています。
WLFIの主な保有銘柄にはWBTC、TRX、LINK、AAVE、Ethena(ENA)、Movement(MOVE)、Ondo(ONDO)、Sei(SEI)などが含まれています。なかでもTron(TRX)については、過去に規制上の問題が取り沙汰された経緯があり、WLFIが同プロジェクトと提携を行っている点が議論を呼んでいると伝えられています。
大きな含み損を抱えながらも、新規トークン購入によってポジションを拡大しているWLFIの戦略は、市場関係者の間で大きな注目を集めています。今後の暗号資産相場の動向やWLFIの追加投資の行方によっては、同社のポートフォリオの回復が実現するのか、それともさらなる損失につながるのかが焦点になりそうです。
情報ソース:Cryptopolitan
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