「日本版マイクロストラテジー」とも称されるメタプラネット社は6月16日、ビットコイン (BTC) の保有量が10,000 BTCに到達したことを発表しました。これは、直近で約168億8,300万円を投じて1,112 BTCを追加取得した結果によるものです。

2024年4月から財務戦略の一環でビットコインの取得を始めてきた同社は現在、取得平均単価1 BTC = 1391万円で目標保有数である10,000 BTCに到達しています。メタプラネットCEOのゲロヴィッチ・サイモン氏によると、BTC財務戦略による同社の2025年の利回りは累計266%に到達しています。

同社の株価 ($MTPLF) は過去1年で約6倍の価格パフォーマンスを発揮しており、ビットコイン財務戦略を本格的に採用した企業として世界的に大きな注目を集めています。

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メタプラネット社の10,000 BTC保有達成は同社のビットコイン財務戦略の成功を市場に強く印象づけ、投資家の熱狂をさらに加速させる可能性があります。CEOが報告する高い利回りはさらなる資金流入を呼ぶ起爆剤となるかもしれません。

しかし、この熱狂の裏でリスクもまた増大しています。BTC保有量の増加は価格下落時の損失も増幅させる「2階建てリスク」をより深刻なものにします。現在の株価は依然として実態価値から乖離した「プレミアム」を含んでおり、将来日本でビットコイン現物ETFが承認されればその優位性は失われ、プレミアムが剥落する恐れがあります。

熱狂に流されることなくリスクの大きさを冷静に見極めることが重要です。

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