リップル社は6月26日、XRPLのマルチチェーン能力を拡大するため、主要な相互運用性プロトコルであるWormholeとの統合を発表しました。

この戦略的な提携はトークン化された資産やステーブルコインの利用が拡大する中で異なるブロックチェーンネットワーク間でのシームレスな資産移動を可能にし、金融インフラの進化を促すことを目的としています。

今回の統合によりWormholeのクロスチェーンメッセージングインフラがXRPLメインネットおよびXRPL EVMサイドチェーンの両方に導入されます。これにより、開発者はクロスチェーンでのメッセージング、資産移転、そしてトークンのマルチチェーン発行といった高度な機能を利用できるようになります。

より具体的にはXRP、発行済み資産(IOU)、多目的トークン(MPT)といったXRPL上の資産をWormholeがサポートする35以上の主要なブロックチェーンネットワーク間で自由に移動させることが可能となります。この機能拡張は分散型金融(DeFi)、機関投資家向けのオンチェーンファイナンス、そして不動産などをデジタル化した実世界資産(RWA)といった分野で新たなアプリケーションやユースケースを創出することが期待されています。

Wormholeはクロスチェーン相互運用性プロトコルの分野で主要なプレイヤーの一つと見なされており、2020年の設立以来、35以上のブロックチェーンエコシステムにわたり200以上のアプリケーションを稼働させてきています。

記事ソース:Ripple

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