サンフランシスコを拠点とするDinariが、米国でブローカーディーラーライセンスを取得しました。これにより、同社はブロックチェーン技術を用いた上場企業の株式を米国内の投資家へ提供できる国内初のプラットフォームとなります。
Dinariは米国証券取引委員会(SEC)との手続き完了後、次の四半期中に事業を始動させる計画です。サービスは消費者へ直接提供するのではなくAPIを通じて米国の証券会社やフィンテックアプリに組み込む形で展開されます。
トークン化株式は従来の株式をデジタル・トークンに変換する仕組みです。清算手数料の削減や決済の即時化、24時間取引の実現といった利点が期待されています。この動きは証券取引を認可された仲介業者経由で行うべきだとするSECの要件を満たすものです。
この分野ではコインベースやクラーケンといった企業も同様のサービスを目指しており競争が活発化しています。一方で、トークン化株式の市場は流動性の低さや統一された技術基準の欠如といった課題も抱えています。Dinariは今後、必要なテストを完了させた上でサービスを開始する予定です。
情報ソース:Reuters
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