大手ステーブルコインUSDTの発行元であるテザー(Tether)社は、約80億ドルに相当する金をスイスの金庫に保管していることを明らかにしました。

これは同社のパオロ・アルドイノ(Paolo Ardoino)CEOが明らかにしたもので、この保有額は同社の準備金ポートフォリオの約5%を占め、大手銀行UBSグループの貴金属保有額に匹敵する規模です。

アルドイノCEOは金を自社で保管することで手数料を抑える戦略を説明。しかし、この方針は欧米の規制当局の動きと逆行しています。米国のGENIUS法案や欧州の暗号資産市場規制(MiCA)では、ステーブルコインの裏付け資産を現金同等物に限定する案が進んでおり金は除外される見込みです。

これらの規制が施行されれば、テザー社はUSDTの裏付けとして保有する金の売却を迫られる可能性があります。

2025年に入り金価格が上昇する中、アルドイノ氏はBRICS諸国の中央銀行による買いなどが需要を押し上げているとの見方を示しています。テザー社にとって今後の課題は、準備資産に金を多く含んでいてもUSDTの流動性が損なわれないことを規制当局に証明していくことにあるでしょう。


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情報ソース:Bloomberg

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