世界最大級のデリバティブ取引所であるCMEグループが提供する暗号資産XRP(リップル)の先物取引が記録的な活況を見せています。先週末7月11日に1日の名目取引額が2億3500万ドルを超えるなど、機関投資家や個人投資家からの関心が急速に高まっていることが明らかになりました。
発表によるとXRP先物およびマイクロXRP先物の名目取引額(想定元本)は2億3500万ドルを突破。これにより、商品ローンチ以来の累計名目取引額は16億ドルを超えたことになります。同日の総取引契約数は9,100件以上に達し、これは8,200万XRP以上に相当する規模です。
特により少額から取引可能なマイクロXRP先物においては1日の出来高が過去最高を記録しました。この動向についてCMEグループは「この記録は我々の新しいXRP先物スイートに対する急速に高まる需要を明確に示している」と述べ、市場の強い需要を強調しています。
投資家に提供されるXRP先物とは
CMEグループが提供するXRP先物商品は投資家が実際のXRPを保有することなく、その価格変動へのエクスポージャーを得ることを可能にするデリバティブ商品です。これは米国商品先物取引委員会 (CFTC) の規制下で運営されています。
CMEグループは多様な投資家のニーズに応えるため、2種類の契約商品を提供しています。一つは「XRP先物(XRP)」で契約単位は50,000 XRPです。これは比較的大口の取引を想定しており、機関投資家などの利用が見込まれます。もう一つは「マイクロXRP先物(MXP)」で契約単位は2,500 XRPとXRP先物の20分の1のサイズになっています。これにより、個人投資家やより細かなポジション調整をしたい投資家もアクセスしやすくなっています。
XRPの価格は直近1週間で26%上昇、過去1年間では438%の大幅な上昇を見せるなど市場から注目を集め続けています。
記事ソース:CMC Group
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