米下院は暗号資産に関する複数の重要法案を本会議で採決するための手続きを可決しました。これによりステーブルコイン規制法案を含む一連の法案について、木曜日にも本会議での採決が行われる見通しです。
今回採決に進むのはステーブルコインの規制枠組みを定める「GENIUS法案(GENIUS Act)」、デジタル資産全般の規制を明確化する「Clarity法案」、そして中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行を阻止する「反CBDC法案」の3つです。
これらの法案は前日に一度否決されましたが、手続き上の投票が可決されたことで復活しました。
米下院「クリプト・ウィーク」、重要法案が頓挫|再投票の動きも
特にGENIUS法案は先月すでに上院を通過しており今週中にもトランプ大統領の署名を得る可能性があります。他の2つの法案は下院通過後、上院での審議が必要となります。
これらの法案は当初GENIUS法案がCBDCの発行を許容するとの懸念から一部の共和党議員が反対していました。しかし共和党指導部がCBDC禁止条項を別の国防関連法案に盛り込む方針を示したことで問題が解決した模様です。
今週はワシントンで「クリプト・ウィーク」と呼ばれており、これらの法案の成立は米国の暗号資産産業の将来を大きく左右する可能性があるため、その動向が注目されています。
情報ソース:House
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