米暗号資産取引大手のコインベースは、開発者向けの新ウォレット「CDP Embedded Wallets」を発表しました。このウォレットの最大の特徴は預け入れられたUSDCの残高に対し年率4.1%の報酬が自動で付与される点です。

新ウォレットはイーサリアム仮想マシン(EVM)互換チェーンおよびソラナに対応しています。利用者はメールアドレスなど一般的なログイン方法で、自身で資産を管理するセルフカストディ型のウォレットを利用できます。

秘密鍵は信頼性の高い実行環境(TEE)で保護され、開発者はオンランプやスワップ、送金といった機能を統一されたツールキットを通じて利用可能です。

初期のユースケースとしては、国際送金、決済リンク、分散型金融(DeFi)のマーケットプレイス、法人間の給与支払いやクリエイターへの報酬支払いなどが想定されています。また、ブロックチェーンゲームでの資産管理やコインベースが開発を主導するネットワークBase上での無料USDC送金にも活用できます。

コインベースは今回の発表について、米国のステーブルコインに関する政策の進展が背景にあると説明しています。

7月にはドル担保型ステーブルコインの連邦レベルでの枠組みを定める「GENIUS Act」が法制化されたほか、デジタル資産全般の規制体制を整備する「CLARITY Act」も下院を通過しました。


情報ソース:コインベース

The post コインベース、年利4.1%が自動付与の新ウォレットを発表 appeared first on CRYPTO TIMES