ビットコイン(BTC)が、過去最長の下落相場を更新した。仮想通貨情報サイト大手コインデスクのビットコイン価格インデックスによれば、2017年12月17日に過去最高価格19,764ドルを更新して以降、2月2日(協定世界時)まで411日連続で日足価格が下落している。これまで、2013年から2015年にかけて410日間続いた下落相場が過去最長とされてきたが、それを上回る期間となった。

ただし、価格下落率についてはまだ過去最大ではない。2011年に163日間続いたビットコインの弱気相場では、31.5ドルから最低価格2.01ドルへと約93%下落した。2017年12月17日以降における最高価格からの最大下落率は価格が3,400ドル近くまで下がった際の82%だ。

また、ビットコインには約4年に一度半減期というビットコインの新規発行量のペースが半減する時期がある。これがターニングポイントとなるとの指摘もある。前回は2016年だったので、次回は2020年頃と見られている。過去、半減期を迎える毎に需要に対して供給が減るためビットコイン価格が上昇してきた。2020年の半減期にも、需要が供給を上回ることになれば同様の現象が期待されると見る向きもある。

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