米銀大手JPモルガン銀行は米国銀行の中で初めて、独自の仮想通貨(JPMコイン)を活用してコーポレート・バンキング顧客向けの新たな決済サービスを開始する。

同行が開発したブロックチェーン(分散型デジタル台帳)技術に基づくJPMコインはステーブルコインの特性を有する。デジタル通貨を法定通貨に連動させ、変動率を最小にとどめる。JPモルガン銀は「JPMコインはマネーではなく、ブロックチェーンを介した送金を手助けし、取引先リスクを軽減するする」と強調。

他の伝統的な銀行もブロックチェーンの活用に向けて、取り組んでいる。バークレイズ銀、クレジットスイス銀、CIBC、HSBC、三菱東京USJ、ステートストリート銀はチームを組み、UBSが開発した中央銀行にある現金に両替できる共通通貨「Utility settlement coin」の実用に向けて引き続き協力しあっている。

仮想通貨ビットコインは14日、反発。JPMコインの開発の報道が好感材料となった可能性がある。

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