IoT(モノのインターネット化)に特化した仮想通貨イオタ(IOTA)の開発を手掛けるIOTA Foundationが、投資家のウォレット(仮想通貨の保管場所)から盗難されていたおよそ1,100万ドル(約12億円)相当のイオタを発見したと報告した。ロイターが報じた。

先週、欧州刑事警察機構(ユーロポル)がイギリスとドイツの警察当局と協力して、2018年1月から計1,100万ドル相当のイオタを85人以上の投資家から盗難した容疑でイギリス人男性を逮捕したと報告。

IOTAの共同創設者兼取締役会長は、この事件に関して過去数カ月間当局と協力していたと明かし、各取引所がハッカーのアカウントをブロックしたため、盗難にあったイオタのほとんどは現金化されることなく終わったとコメントしている。

また、発見された資産は今後、容疑者の犯行に対する法的証拠として使用されることになるという。

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