11日のビットコイン(BTC)は、42.8~43.4万円で推移している。午前中は高値圏での推移が続いたが、午後にかけてイーサリアム(ETH)が値を崩したのをきっかけに、ビットコインも一時43万円を割り込んだ。ただ、43万円割れ水準では押し目買い意欲が強く、底堅さが意識された。足元では、中国系の仮想通貨取引所大手バイナンスが、システムアップグレードに伴うメンテナンス実施を発表している。メンテナンスは日本時間12日午前11時から最長で8時間を予定しており、メンテナンス時間中は入出金・取引が停止される。昨年11月14日のメンテナンス後には、CBOEのビットコイン先物のSQやビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークなども重なり、ビットコイン価格は70万円台から60万円台に大きく下落しただけに、仕掛け的な売り買いが加速する可能性に留意したい。

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