ハーバード大学基金(Harvard Management Company )が、米分散型ネットワークのスタートアップであるブロックスタックのトークンセールに投資したことが米国証券取引委員会(SEC)に提出された販売申告から明らかとなった。

ブロックスタックはSECからの承認の下にトークンの発行と資金調達を行うことを目指しており、SECの発表している仮想通貨に関するガイドラインに沿った形で準備を進めているという。これが実現すると、初めてSEC公認によるトークン発行と販売が行われることになる。

販売申告書によれば、今回ハーバード大学基金が購入しているのはブロックスタックの発行するスタック・トークン(Stacks Token)で、ラックスキャピタル、ファンデーションキャピタルの関連会社からの指名者と共に合計95,833,333スタックトークンを購入したとある。このうちどれだけの額をハーバード大学基金が購入しているかは明らかではないが、大手大学によるトークンセールへの参加は大きなインパクトとなる。

昨年アメリカではハーバード大学基金だけでなく、マサチューセッツ工科大学やスタンフォード大学、ダートマス大学などの米名門大学が仮想通貨ファンドや仮想通貨関連企業の株式などに数億円単位の投資を行っていることが報じられて注目されていた。

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