インターコンチネンタル取引所(ICE)率いる機関投資家向け暗号資産プラットフォーム・Bakktが、期待の高まっているビットコイン先物カストディ・取引業務のユーザーテストを今年7月にも開始する予定であることがわかりました。

Bakktは米商品先物取引委員会(CFTC)との綿密な協力のもとコンプラアインスを遵守し、先物取引の諸プロセスには同傘下の米ICEフューチャーズと米ICEクリアも加わることになっています。

今回実施される予定のユーザーテスティング(UAT)は、顧客となる機関投資家がBakktのカストディ・取引プラットフォームを試用する機会となります。

CFTCから上場許可が降りたテストプロダクトは、デイリー(日単位)マンスリー(月単位)清算の2種類となっており、売りと買いを同時に注文して出来高をかさ増しする「ウォッシュトレード」を防ぐツールなどを駆使して価格形成を援助するといいます。

リスク分析に基づいた証拠金(マージン)の管理はICEクリアが担当し、カストディ業務はプラットフォーム統合型のカストディアンが行うことになっています。

Bakktはこれに関し、先月末にデジタルアセット・カストディ・カンパニー(DACC)買収したほか、ニューヨーク州金融サービス局に信託会社および認定カストディアンとしての登録申請も行っています。

また、Bakktは取引のクリアリングにおけるリスク管理に自ら3500万ドルを投じることで、市場の健全性に関する利害の衝突を避けるといいます。

このニュースを受けてか、ビットコインは一時停滞していた価格上昇を再開し、記事執筆時点では7800ドル(約85万円)を超えています。時価総額でトップに位置する他の暗号資産もおおよそ同じ価格変動を見せています。
記事ソース: Bakkt

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