トークンをリアルなカードで提供できるトークンプラットフォーム「Wodca(ウォッカ)」の提供を行うウォッカは22日、iOS版の「Wodca」アプリをリリースしたと発表した。

「Wodca」はデジタルで手に取れないトークン(仮想通貨を含む)を物理的にシェア・プレゼントするためのウォレットカードである。これまではプラスチック製のカードで、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のウォレット配布を行っていたが、今回アプリの登場により、カードなしでもWodcaサービスに連携したビットコイン、イーサリアムのウォレットが利用できるようになるとしている。

同アプリでは、複数の「Wodca」カードを1つのアカウントで管理・利用することができ、ベントなどの会場で入手した「Wodca」カードを「Wodca」アプリに連携して保有することで、その後はカードを持たずにアプリだけでビットコインの送受信を行うことができるという。

また、同アプリのアップデートにより、ブロックチェーン上のアドレスを知らない友達にもビットコイン/イーサリアムを送ることができる仕組みを導入するとしており、アップデート後は、送りたい友人の電話番号さえ知っていれば、「Wodca」でビットコインが送れるようになると伝えている。

同アプリのローンチによって、同社は「より多くの人が仮想通貨に触れられる環境を提供していく」と述べている。

同社は2019年2月、セガサミーホールディングス<6460>、トランスコスモス<9715>、オークファン<3674>をはじめとする複数の企業から資金調達を実施したと発表した。また同月より、仮想通貨ビジネスの健全な発展を目指す会員組織「日本仮想通貨ビジネス協会(JCBA)」に、協力会員として参加している。


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