日本最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」を運営するオウケイウェイヴ<3808>は28日、デジタル資産金融サービスやアドバイザリーを手がけるDiginex Limited(本社:香港)と、STO(セキュリティ・トークン・オファリング、仮想通貨技術を使った資金調達)環境に関する共同研究など、ブロックチェーン技術を活用した両社の成長戦略を推進するための協業に向けて基本合意したと発表した。

今回の基本合意は、両社ともにブロックチェーン関連ソリューションのフィージビリティースタディ(事業の実行可能性に関する事前調査)や共同研究などを行うことを目的としている。両社は、ブロックチェーンについて「ビジネスプロセスをより効率的にし、社会をより安全にすることができると確信している」と期待を寄せており、特に現在、米国を中心に注目を集めるSTO環境に関する共同研究を行うとしている。また、オウケイウェイヴからDiginex Limitedへの戦略的投資の可能性について、本同意に基づいて協議を行うという。

オウケイウェイヴは以前より、サイト「OKWAVE」上で良質な回答をよせた御礼としてユーザー間でビットコインを贈ることのできる仕組みを導入するなど仮想通貨に積極的に取り組んできた。
2019年2月28日には、仮想通貨交換業やブロックチェーン技術に関する企画、システム開発を手がけるLastRootsの発行済株式34.15%を取得し、持分法適用関連会社化したと発表。LastRootsは仮想通貨取引所c0banを運営しており、オウケイウェイヴはLastRootsと密に協業し、c0banの仮想通貨交換業者への登録を目指して経営体制を整えていく方針を明らかにしている。


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