オンチェーン・キャピタル創設者のRan NeuNer氏が、ブロックチェーン系プロジェクトの資金調達統計(ICO/IEO/STO/VC)最新版を自身ツイッター上で公開しました。

データによると、18年後半から数が激減したイニシャル・コイン・オファリング(ICO)の調達額は19年第2四半期に入り極めて小さくなり、予想されていた「ICOの死」がついに訪れたようです。

一方、イニシャル・エクスチェンジ・オファリング(IEO)はICOに代わって大幅に調達額を増やしています。2019年はBinance Launchpadが火付け役として多くの取引所がIEO事業に参入しています。

IEOは大手取引所の集客力を活用した資金調達法として、多くの面でICOの上位互換となっています。また、米国で過去にICOを行なったプロジェクトが摘発を受けている件も数の激減に拍車を掛ける要因であると考えられます。

セキュリティ・トークン・オファリング(STO)は2018年の第3・4四半期と似た調達額を記録しています。今年2月にはOverstock(オーバーストック)の子会社がセキュリティトークンプラットフォーム「tZero」をローンチしたほか、年内にはスイスの証券取引所であるSIX Swiss Exchangeも同様のプラットフォームをローンチする予定となっています。

ベンチャーキャピタル(VC)も王道の資金調達法として2018年期から引けを取らずに多額を調達しており、19年第2四半期では他の調達法と比べもっとも大きな調達額を誇っています。

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