匿名通貨・Zcash(ZEC)の開発元であるThe Electric Coin Company (ECC)が、シャーディング技術を採用した新しいブロックチェーンの開発を検討していることがわかりました。

同社は「2050年までに100億人がZcashを使えるようにする」ことを目指している一方で、現在のZcashネットワークがそれだけのトランザクション数を処理できる構造を持ち合わせていない問題に直面しているといいます。

そこで、ZECをよりスケーラブルにするソリューションとして、イーサリアムでも導入される予定のシャーディング技術が検討されています。

これを実装するためには一から新しいブロックチェーンを構築する必要がありますが、ユーザーが保有するZECは新たなブロックチェーンのトークンに変換できるといいます。

シャーディング技術の導入以外にも、全トランザクションを匿名処理するなどといった変更点も加えられる予定です。現在Zcashでは、手数料の高さから実際に匿名機能を使用したトランザクションは全体の2%ほどにしか満たないことがわかっています。

ECCは、この新たなブロックチェーンを構築していく上で、マイナーやノードのインセンティブを増やしつつ、ECCとZcash財団の連携も強めることで、より実用性の高いネットワークの開発に取り組んでいくとしています。

記事ソース: Decrypt, Forklog

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