2019年6月27日2時前にBTC(ビットコイン)の価格が146万円を記録しました。

ビットコインのこの価格は2018年1月19日以来となっており、実に524日ぶりの価格となっています。

2018年1月19日ぶりの146万円を記録

価格100万円を記録した6月21日より、6日間で146万円の価格を記録し、昨日の初値が120万円台だったことを考えると、前日比で約18%の価格上昇となっています。

BTCの価格上昇の仮説

2019年4月1日より価格上昇を始めたBTCですが、今回の要因をCRYPTO TIMES編集部では下記の2つを仮説として上げます。

・USDTによるBTCの買い上げ

・中米の貿易戦争によるCNYの価値希薄

USDTによるBTCの買い上げ

USDTのマーケットキャップ

USDTのマーケットキャップはBTCの価格上昇が始まった4月1日より右肩上がりで発行され続けています。

2017年もUSDTが無限に発行され続け、価格が上がったことが思い出されますが、当時と違うのは今回のUSDTはFIATにある程度、裏付けされているのでは?というところです。

裏付け要因としては2つが考えられます。

  1. Bitfinexで発行されている取引所トークンLEOによる資金調達
  2. 中国からのUSDT需要の増加(CNYでUSDTが買われている)

1つ目に関しては、下記の記事を参考ください。

2つ目に関しては、最初の仮設2とも関係していますが、米中問題により、CNYの価値が下がっていることが考えられます。

つまり、価値が下がっているCNYを持っているより、USDTに変えて、価格が上がっていくBTCを買ったほうが良いと考えられていると仮説が浮かびます。

中米の貿易戦争によるCNYの価値希薄

下記の画像内のグラフはオレンジ線がCNY/USDのチャート(左軸)、青線がBTC/USDTの価格(右軸)となっています。

この画像を見るとオレンジ線と青線が反比例しているのが伺えます。

CNYのUSD建ての価格が徐々に落ちていっていることから、自国の通貨を持っているよりも、USDTでBTCを買った方が良いのでは?という考えが伺えます。

Coinlibのデータによると直近24時間のBTCが買われているのは半分以上がTether(USDT)による買い上げとなっています。

このTetherの流入元がどこかというところまではわかりませんが、上記の仮説を考えるとUSDTはOTCにより、中国系の取引所から流れてきているのでは?というのが考えられます。

まとめ

勿論、上記以外にも規制周りが整ってきたことによる期待、ショートカバーによる価格高騰などが考えられますが、現在のBTCの需要は非常に高まっていることが伺えます。

この価格上昇がいつまで続くのかはわかりませんが、今後の価格の動きも焦らずにチェックしていきましょう。2017年12月に記録した20000ドルを達成するのも近い未来かもしれません。

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