ベネズエラのニコラス・マドゥーロ大統領が、国内最大の銀行であるベネズエラ銀行(Banco de Venezuela)に政府発行の暗号通貨「ペトロ(PTR)」の専用窓口を開設する命令を下しました。

ベネズエラ銀行は国内に約790店舗を構えており、今回のマドゥーロ大統領の命令により、同行は全店舗でのペトロの窓口の開設を強いられます。

今回の発表を受け、ペトロを取り扱う取引所では25%ほどの価格上昇が見られました。

マドゥーロ大統領は先月、国内の若者100万人にペトロのウォレットを配布するという政策も発表しています。ペトロを普及するインセンティブとして、それぞれのウォレットには一定額のペトロが入っているといいます。

ペトロはマドゥーロ政権が2017年12月に発表した政府発行型の暗号通貨で、その価値は同国で生産される石油に担保されていることになっています。

ペトロの発行はベネズエラの法定通貨「ボリバル」下のハイパーインフレーション経済から脱却するためのイニシアチブですが、国内外からはその有用性や信ぴょう性を疑われています。

記事ソース: CCN

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