CoinDeskは今月8日にMt.GOXの債務整理を担当していたFortress Investment Groupが、債権者に対して1BTC900ドル(約98,000円)で支払いを行う意向であると報じました。

債権者宛てに送られた手紙によると、FortressグループはMt.GOXの債権を同社の運営するビットコイン投資部門のために1BTCあたり900ドル換算で購入するとされています。

「私たちはそれぞれの債権を個別に確認しますが、現時点で全体的に1BTCあたり900ドルもしくは倒産時の価格の200%での支払いが可能です。支払いはビットコイン、もしくは法定通貨に対応しています。送金は債権の移動が確認された後10日以内に完了します。」

900ドルはMt.GOX倒産時のビットコインの価値の倍に相当しますが、現在の市場価格のわずか7.5%にしか及びません。

今年4月には、ニューヨークのとある投資企業が1BTCあたり600ドルのオファーを提示したケースもありましたが、Fortress社の金額はそれを上回る結果となりました。

Fortress社はMt.GOX社が倒産する以前の2013年頃から仮想通貨事業を行なっていた企業で、同年には2000万ドル(約21.7億円)相当のビットコインを購入していました。

当時は現Galaxy Digital CEOのMicheal Novogratz氏がCIOを務めていましたが、2017年にはSoftBankによって買収されています。

記事ソース: CoinDesk

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