金融やエネルギー関連事業のリミックスポイント<3825>が運営する仮想通貨取引所ビットポイントジャパンが、仮想通貨の不正流出があったと報告した。これに伴い、新規口座開設や仮想通貨取引などを含むサービスを全面的に停止している。

発表によれば、インターネットに接続しているホットウォレット(仮想通貨を保管する場所)から顧客預かり資産が約25億円、取引所の資産が約10億円、合計で約35億円相当の仮想通貨が流出した(レートは11日16時時点)。ホットウォレットで管理していたのはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)の5種類の仮想通貨だった。

同取引所では現在、流出額と原因などを究明中だ。コールドウォレット(インターネットに接続していない保管場所)からの流出はなく、サービスの再開については別途報告するとしている。この発表を受けて、運営元であるリミックスポイント株は一時ストップ安水準となる前日比80円(18.6%)安の350円まで低下した。

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