リミックスポイント <3825> [東証2] が2月13日大引け後(17:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期非連結比11倍の9.3億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の7.5億円→31.3億円(前期は600万円)に4.2倍上方修正し、増益率が125倍→523倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4.4億円の黒字→28.3億円の黒字(前年同期は0.7億円の赤字)に6.4倍増額した計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期非連結比126倍の6.2億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.5%→8.6%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 エネルギー関連事業における電力売買事業につきましては、電力需要家の開拓は進み契約電力量も順調に伸長しておりますが、平成29年12月からの記録的な冷え込みの継続もあって電力需給がひっ迫する中、当社が電力を調達している卸売市場での調達価格が高騰しております。また、エネルギーコスト削減のために電力需要家の電力使用状況に応じて全部供給ではなく部分供給(※1)での電力需給契約を多く締結しており、気温・天候等の条件によっては電力需要家における電力使用量が変化しそのため当社からの電力供給量が増減することがあります。直近の傾向から当社からの電力供給量はしばらく減少する見込みであります。しばらく上記の傾向が継続することが考えられることから、以前発表しました通期業績予想から減収減益を見込んでおります。  他方で、金融関連事業につきましては、当社子会社株式会社ビットポイントジャパン(以下「BPJ」)が平成29年9月29日付で金融庁から仮想通貨交換業者として登録を受けたこともあり、今まで以上に社会的信用が高まっております。また、海外の複数の取引所等との取引も開始しております。また、先般の第三者割当増資により調達した資金で国内外のカバー取引先に対して十分な証拠金を積むことができたため、適切なカバーディーリングを実現しており、そのことによる増収を見込んでおります。さらに、BPJ創業時より重視している「安全・安心な仮想通貨取引所」というコンセプトが昨今の仮想通貨市場をとりまく環境において受け入れられ、口座開設数および取引量が順調に伸長しており、さらなる増収が期待されます。  以上により、平成30年3月期の通期業績見通しにつきましては、直近の業績動向を踏まえ、「1.平成30年3月期通期連結業績予想の修正(自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日)」記載のとおり、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも、前回発表の業績予想を上方修正いたします。 ※1 「部分供給」とは、「複数の電気事業者の電源から一需要場所に対して、各々の発電した電気が物理的に区分されることなく、1引き込みを通じて一体として供給される形態」です。当社での部分供給は、その大半が他の小売電気事業者が一定量のベース供給を行い、当社が負荷追随供給(ベース部分を超えた電力需要に対する供給)を行う、いわゆる横切り型部分供給であります。(注)本資料に記載されている業績の見通し等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいたものであります。実際の業績等は、今後の様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。