日本ユニシス<8056>は28日、「第12回ICCE グローバル・コーチ・カンファレンス(GCC2019)」において、ブロックチェーン技術を活用した電子バウチャーサービスの実証実験を実施すると発表した。実施にあたっては、独立行政法人日本スポーツ振興センター、青山外苑前商店街振興組合が協力するという。

同サービスは、中小事業者でも商品やサービスの利用権を電子チケットとして容易に発行し、スマートフォンアプリを通して電子チケットを地域内外で利用者に提供することを可能にするというもの。

実証実験では、「GCC2019」において、日本スポーツ振興センターが飲食事業者の電子チケットを発行し、国際会議の参加者約400名に対して提供する。利用者はスマホアプリ「Enjoy!GAIEMMAE」で電子チケットを入手し、青山外苑前商店街振興組合の飲食店で利用できるようだ。これにより、国際会議などのイベントにおいて、地域貢献の新たな手段としての電子バウチャーサービスの有効性を検証するとしている。

今後について、同社は『「商品・サービスチケット」の提供だけなく、地域の魅力ある「モノ商品やコト商品の電子バウチャー化」や、その地域ならではのモノ商品やコト商品をパッケージチケット化した「地域全体で最高のおもてなし体験の提供」などへの展開も検討している』と伝えている。


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