電通国際情報サービス(ISID)と宮崎県の綾町地域定住推進協議会は、地域貢献につながる活動をスコア化するブロックチェーンを活用したアプリ『AYA SCORE(アヤスコア)』の実証実験を11月下旬より、宮崎県東諸県郡綾町にて開始することを発表した。

農水省が主導するスマート定住の一環

今回の実証実験は農林水産省が推進する農山漁村のスマート定住条件強化型施策の一環となる。

ISIDが開発したアプリ『AYA SCORE』で町への貢献を4つのカテゴリ(①ふれあい活動、②助けあい活動、③農業応援活動、④地産地消活動)からスコアリングする。

1. ふれあい活動:町内で開催されるイベントへの参加、運営など
2. 助けあい活動:ボランティア活動への参加、運営など
3. 農業支援活動:町内の農業関連イベント・教育への参加、運営など
4. 地産地消活動:綾町産品の購入、ふるさと納税など

アプリを通じて町民がスコアを蓄積し楽しみながら地域の役に立つ行動をとるインセンティブを促す。

アプリ内でユーザーに付与されるスコア情報はブロックチェーン企業Orbの分散型台帳『Orb DLT』によって管理される。Orb DLTを用いることで様々な特色を持たせた独自通貨を発行することが可能になる。

現時点では、AYA SCOREでユーザー付与されたスコアを利用して金銭的な特典を付与する予定はない。

田園回帰の潮流を生み出す目的

AYA SCORE開発の背景として、中山間地域や離島などの農村地域における高齢化や人口の減少といった課題がある。

全ての住民が住みやすい環境づくりをすることで、過疎地域において都市部からの人の移住・定住の動きが活発化している現象である「田園回帰」の潮流を生み出すことが目的だ。

AYA SCOREを通じてユーザーの利他的な行動を後おしし、町外の人々に対して綾町のブランド向上を図る。

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