プロモーション事業やソリューション事業を手掛けるユニメディアは7日、独自に開発したコンソーシアム型ブロックチェーン「Bdisp-Engine(ビーディスプエンジン)」を活用し、物品を効率的に管理できる貸し出し管理サービス「monotokne(モノトーン)」を2019年11月より提供開始すると発表した。

「モノトーン」は、物品の情報をブロックチェーンに登録することで、所有権や貸出条件を改ざんされにくい形で保管できるサービス。管理者に返却せずとも、次の貸出と利用履歴が記録され、企業内でシームレスに備品貸出のやり取りが可能になり、スマートフォンでアプリをダウンロードすることですぐに導入できるとしている。

同サービスの提供に先立ち、同社は社員約20名を対象に、様々なメーカー製、各種通信キャリア契約のスマートフォン50台を登録し、社内実証を行ったという。「端末をどの組織の誰が利用しているのか分からないといった問題に対して、利用者がQRコードを読み取るだけで、誰がどの端末をいつから利用しているか即時に分かり、効率的な管理を実現している」ほか、「利用履歴は管理画面で確認でき、この履歴は改ざんされにくく、高価な物品のやりとりにも応用できるしくみ」と説明している。

また、貸出管理だけでなく、複数のサプライヤーをつないだサプライチェーンなど、企業間での在庫管理や追跡にも有効利用が見込めるとしており、サーバートラブルによる業務ロスや、様々なチェックにかかる人的業務の軽減も期待できると伝えている。


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