コインチェックは16日、レバレッジ取引のサービス提供について、2020年3月13日をもって終了すると発表した。

現在ポジションを保有している顧客に対し、期日まで全てのポジションを決済し、コインチェックのレバレッジアカウントにおける日本円残高を取引アカウントへ振り替えるよう、呼びかけている。取引終了日は2020年3月13日12時、取引アカウントへの残高振替期限は2020年3月末としている。

コインチェックは2018年1月、不正なアクセスを受け、約580億円分の仮想通貨ネム(NEM)が流出したことに伴い、金融庁より同年1月と3月に業務改善命令を受けていた。そして同年4月、ネット証券大手のマネックスグループに買収され、完全子会社となった。

同社のレバレッジ取引にいたっては、ネム流出事件に伴い、新規注文を停止していた。今年9月には、一般社団法人日本仮想通貨交換業協会が制定する自主規制規則およびガイドラインに基づき、2019年10月31日14時以降にレバレッジ取引におけるレバレッジを5倍から4倍に変更すると発表していた。今回の発表では、レバレッジ取引のサービス提供終了後も、取引履歴については、引き続き閲覧可能としている。


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