オンチェーンデータの分析を行う企業Chainalysisによる新しい報告では、PlusTokenは2万枚のBTC(約1億3700万ドル)と79万枚のETH(約1億200万ドル)が保有されている可能性が高いとしています。

そして、Chainalysisによると盗まれたBTCのうち1億8500万ドルがすでにPlusTokenに関係する個人によって清算されたと主張しています。

現在、約2万枚のBTCは、8,700を超える暗号通貨アドレスに分散しており、71,000を超える異なるアドレスを使用して、24,000回以上の送金が確認されています。これらのトランザクションはWasabi Walletのミキサー機能を元に行われています。

精算された資金は、最終的に、資金はHuobiで営業しているOTCブローカーのアドレスに移動して清算されています。OTCブローカーは、取引所に関連付けられているものの、独立して運営されており、大量の暗号通貨を清算したい場合、OTCブローカーをよく使用される例です。

そして、一部のOTCブローカーは、各取引所よりもKYC要件が大幅に低いため、スキャマーはOTCを利用して資金を精算することがあります。

Chainalysisの出したレポートからの仮説によると下記のように考えられています。

  1. OTCトレーダーはPlusTokenウォレットからBTCを受け取り、その後それをUSDTと交換する。そして、オンラインにおけるチェーン上での取引量の増加に続いて、通常取引量の増加が予想。
  2. より多くのビットコインが市場に流通してきているので、Bitcoinの価格は、オンチェーンと取引量が上昇した後すぐに下落すると予想

そして、Chainalysisの分析によると、PlusTokenのBTCの売りが今回のBTCの価格低下は相関しているとされています。

回帰分析を利用して、9月23日から28日までの期間における、Huobi OTCブローカーへのPlusTokenのBTCの送金とBTCの価格変動の間には、小さいながらも統計的に有意な関係があることが示されています。

詳しくは、Chainalysisの分析レポートを参照ください。

PlusTokenに関しての記事はコチラの記事で詳しく解説しています。

関連記事 : 推定1000万人が騙された「プラストークン」儲かるが謳い文句の高配当型ウォレットの闇

記事参照 : Chanialysis Blog

The post プラストークンで集められた通貨の大量売却は $BTC の価格下落に相関か、Chainalysisのレポートより appeared first on CRYPTO TIMES