中小企業向けネットサービスを展開するGMOインターネット<9449>は23日、2020年上半期の提供開始に向け準備を進めている日本円と連動したステーブルコイン(法定通貨を裏付けることなどにより、価格の変動を抑えた安定通貨)「GMO Japanese YEN(GYEN)」について、土台となるブロックチェーンの内部実証実験を開始したと発表した。

同社は、グループの海外戦略における統一ブランド「Z.com」を通じた2020年上半期中の「GYEN」の提供開始に向けて開発を推し進めているという。今回「GYEN」の土台となるブロックチェーンの開発が完了したことを受け、次のフェーズとして内部における実証実験を行う運びとなったと発表している。関連法規を遵守するステーブルコインとして、海外で「GYEN」の提供を開始する予定としている。

ステーブルコインは、法定通貨を担保することなどにより、仮想通貨の特徴である価格変動の高さを抑え、一定期間、安定した価格を保つように作られている。同社はステーブルコイン「GYEN」について、日本円に担保された円ペッグ通貨であると説明している。

「GYEN」関連法規を遵守するステーブルコインとして、海外で「GYEN」の提供を開始する予定であり、2020年上半期中の発行に向けて準備を進めていくとしている。


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