日本銀行は20日、主要中央銀行による中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行に向け、共同研究を行うグループを設立したと発表した。

日本銀行のほか、カナダ銀行、イングランド銀行、欧州中央銀行、スウェーデン・リクスバンク、スイス国民銀行、国際決済銀行(BIS)、計6つの中央銀行が参加し、それぞれの国・地域において、中央銀行デジタル通貨の活用可能性の評価に関する知見を共有するためにグループを設立したとしている。

同グループでは、『中央銀行デジタル通貨の活用のあり方、クロスボーダーの相互運用性を含む経済面、機能面、技術面での設計の選択肢を評価するとともに、先端的な技術について知見を共有する』と説明している。また、関連する機関やフォーラム、特に金融安定理事会(FSB)とBIS決済・市場インフラ委員会(CPMI)と緊密に連携していくという。

グループは、BISイノベーション・ハブの局長と、イングランド銀行副総裁・BIS CPMI議長が共同議長を務め、参加機関の幹部で構成されるようだ。


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