NTTテクノクロスは4日、ブロックチェーンを活用したビジネスを検証できるプラットフォーム「ContractGate PoC Service(コントラクトゲート ポック サービス)」を2020年3月6日より提供すると発表した。

同社はこれまでブロックチェーンに関する製品の提供や、実証実験の支援などを手がけてきた。その経験から、ブロックチェーンの現状の問題について、同社は『技術的な課題や開発・検証などのコストに関する問題が理由で、多くの企業がブロックチェーンを活用したビジネスの開始に至っていないことが分かった』と指摘している。

これを受け、同社はブロックチェーンのビジネスへの実用化を検討している企業向けに、開発や検証に必要な環境と資産を低コストで利用できるプラットフォームを提供するという。

「コントラクトゲート ポック サービス」は、クラウド環境上にブロックチェーンの動作を可視化するツール「ContractGate/Monitor(モニター)」や、ブロックチェーンの耐改ざん性やトレーサビリティ(追跡可能性)を生かして電子チケット取引を管理するツール「ContractGate/Pass(パス)」をインストールしてセットで提供する。利用企業は実証実験のために、検証環境を初めから構築する必要がなくなり、短期間でも低コストで簡単にブロックチェーンを活用したビジネスの検証を行うことができるとしている。


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