ビットコイン(BTC)は先月末に節目となる100万円を超えて、足元107万円前後で取引されている。もっとも取引量の多い米ドル建てでは2月9日から17日の間は節目となる10,000ドル台で推移していたが、足元では再び9,000ドル台で取引されている。

一部国内取引所が出している投資家の未決済建て玉情報(2月17日時点)によれば、85万円台では1月27日から継続して売り越し超過の状態が続いている。90万円台と95万円台、100万円台における買い越し超過は一服しているが、105万円台、110万円台では買い越し超過は拡大している。

一方、海外の大手仮想通貨取引所ビットフィネックスではショートポジションは足元では11,000枚台で、昨年10月、12月の水準を上回った。ロング・ショート比率は約79%で、昨年以来ロングポジションが圧倒的に多い状況には変わりないものの、海外での売りポジションは増加している。

昨年10月と12月には、ビットフィネックスにおいてショートポジションが1万枚台まで積みあがった直後に買い戻しのような動きが建て玉と価格で観測された。引き続き、国内外の取引所における売りポジションの動向に注目したい。

<SI>