やまねメディカル<2144.T>はカイ気配を切り上げる展開となっている。東証が29日、やまねメディ株について、30日から信用取引の日々公表銘柄に指定すると発表した。信用取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方があるなかで、きょうも買い優勢となっている。

 同社は28日取引終了後に、21年3月期の連結営業損益目標を16億5000万円の黒字(18年3月期実績は1億9900万円の赤字)とする中期経営計画を公表した。21年3月期の連結営業収入目標は100億円(18年3月期実績は62億4500万円)。主力事業である総合ケアセンター事業の業容拡大のほか、フード事業や物販事業などの高齢者向け生活支援事業の開発と業容拡大、長期的視野での新事業の開発、強固な財務基盤の確立などを掲げている。

 また、あわせて定款の事業目的に仮想通貨に関する事項などを追加するとしていることについての補足説明を発表。現在、ブロックチェーン技術を導入した仮想通貨の研究開発を、専門家を含めて推進中であり、定款変更はその実用化および運用開始の備えたものであるが、実行方法や運用開始時期については未確定の部分があり、今後必要に応じて公表するとしている。

出所:minkabuPRESS