トヨタ自動車が運営するバーチャル組織「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」が、技術的知見の蓄積やビジネス実装に向けた課題解決を推進するため、パートナー企業との連携を強化する考えを発表しました。

トヨタ・ブロックチェーン・ラボは2019年にトヨタグループによりを立ち上げられて以来、実証実験を通じたブロックチェーン技術の有用性の検証やグループ各社とのグローバルな連携等を行ってきました。トヨタグループは主な活動として、以下の4点をあげています。

  1. 顧客を軸に、グループ内外のID共通化・契約のデジタル化による利便性向上、顧客自身による情報管理の実現、ポイントサービスへの活用
  2. 「車両」のライフサイクルに関わるあらゆる情報の蓄積・活用を通じた、各種サービスの高度化、新たなサービスの創出
  3. 「サプライチェーン」における、部品製造、発送などに関する情報の記録・共有による業務プロセス効率化、トレーサビリティの向上
  4. 車両などの資産や権利等、様々な「価値のデジタル化」を通じた資金調達手段多様化への活用と、それによる顧客や投資家との中長期的な関係の構築

同組織は今後、企業提携の枠を広げ、ブロックチェーンの活用やユースケースの研究を更に進めていく予定です。

2018年には大手自動車メーカー4社(BMW、Ford、General Motors、Renault)が提携しMOBI(the Mobility Open Blockchain Initiative)を結成しており、同じく自動車業界におけるブロックチェーンのユースケースを研究しています。

 

記事ソース:TOYOTA

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