Gunosy<6047>とエニーペイの合弁会社で、ブロックチェーン関連事業を展開するLayerXは13日、弁護士ドットコム<6027>と同日付で業務提携したと発表した。提携により、企業・行政機関のDX(デジタルトランスフォーメーション)を2社共同で推進するとしている。

弁護士ドットコムが提供するウェブ完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」は、現在8万社以上の企業に導入され、契約送信件数が200万件以上にのぼるという。一方、最近では、新型コロナウイルスの感染拡大により、在宅勤務への移行に伴う業務プロセスの変革が求められているが、民間企業・行政機関を問わず「紙文化、ハンコ文化」に代表されるアナログな業務プロセスが未だ多く存在しており、押印業務のための出社などが社会課題になっていると指摘している。

そこで、変革を求められている大企業や行政機関の電子契約導入に向けた、業務設計およびシステム開発をLayerXが担い、組織ごとに必要となるAPIや署名技術などについてクラウドサインと連携するとしている。共同で技術開発を進めることにより、あらゆる組織規模や環境下に対応する電子契約の導入と運用を目指すという。

今後、クラウドサインとLayerXは、『電子契約の導入障壁となる様々な業務プロセス改善に取り組み、企業・行政機関の生産性向上と経営課題の解決につながるDXを提案・実現していく』と伝えている。


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