2020年5月27日、ブロックチェーン同士の接続を意味する相互運用性の課題を解決するプロジェクト「Polkadot」の初期バージョンがローンチされました。

今回の初期バージョン(CC1 – Chain Candidate 1)のローンチではPolkadotの持つべき機能のうちのいくつかが実装されており、完全なバージョンは改善を重ねながら段階的なリリースが予定されています。

https://polkadot.network/web3-foundation-initiates-launch-polkadot-is-live/

現行のPolkadot CC1では、ブロックチェーン上にトークンをロックアップすることで、ネットワークのセキュリティに貢献する仕組みであるステーキング機能が実装されています。

過去に行われたPolkadotのセール参加者は、PolkadotのUIから自身の持つトークンをClaimすることができます。

現段階でのステーキングにおいては、報酬・ペナルティが有効化されておらず、ステーキングに対するインセンティブがない状態ですが、メインネットのローンチ後の”コミュニティ・バリデータ”を目指す場合、このステーキングが必要とされます。

https://polkascan.io/polkadot-cc1/account/validators

CC1では、Polkadotの開発を行うWeb3Foundationによりネットワークが維持されるPoA(Proof of Authority)が採用されていますが、段階的にパーミッションレスなNPoS(Nominated Proof of Stake)への移行していきます。

DOTトークンを投票権として、ブロックチェーンのコアとなるパラメータの変更を司るガバナンスシステムに関しても、NPoSの実装後段階的に実装されていくとしています。

CRYPTO TIMESでは、PolkadotとそのフレームワークであるSubstrateに関して詳細に解説しています。

また、2019年に行われたDOT TOKYOでPolkadotプロトコルの立ち上げを行っているWeb3 FoundationのJack氏が語ってくれたPolkadotに関してのインタビューも下記にて公開しています。

記事ソース:W3F Initiates Launch: Polkadot is Live

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