マネックスグループ<8698.T>は朝方から売り買い交錯となっていたが、徐々に買い優勢に傾いている。短期資金の参戦が相次ぎ、売買代金は前場11時現在で東証1部でソフトバンクグループ<9984.T>に次ぐ第5位にランクインするなど引き続き盛り上がりを見せている。国内だけでなく海外展開にも積極的で、米国事業の黒字化で業績先行きに明るさがある。また、仮想通貨交換業者の「コインチェック」を買収し仮想通貨分野に参入したことでも注目を浴びた。金融庁が改正資金決済法に基づく業務改善命令を仮想通貨業者に相次いで発令するなかで、今後の展開力で優位性がある。株式需給面では信用取り組みが拮抗、6月29日申し込み現在で信用倍率1.28倍、日証金貸借倍率は直近で0.46倍と需給妙味も内包している。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:minkabuPRESS